No.12「光周性」2006.09.10

◆◆ 天高く馬肥ゆる秋

まだまだ昼間は暑いですが、
随所に秋を感じるようになってきましたね。

生き物は冬に備えて秋にはたくさん食べ、
栄養を体に貯えておくという習性をもったものがたくさんあります。

馬だけでなく、本当は人間も秋には太っていいんです。

・・・と言っても、そうそう肥満にはなってられません。

そこで、この食べ物の美味しい秋に、

・食べる量を減らさなくてもOK
・食べたい物をガマンしなくてもOK
・カロリー計算しなくてもOK

な~んて簡単なダイエット法があったらどうします?

(略)

◆◆ 光周性

食べ物も気になりますが、
秋には秋のお花もいっぱい咲いてきます。

花芽が出来る原因の一つに 光周性 というものがあります。

日の長さを日長といいますが、
夏至を過ぎるとだんだん日が短くなります。

葉の部分が日長を感知します。

「ああ、夜がだんだん長くなってきたなー」ってわかるんです。

「よっしゃ、そろそろ花を咲かせる準備でもするかぃ」と花芽を作ります。

花芽が充実して、つぼみが大きくなって、

そして開花!  となります。

このように、日が短いのをうけて花芽を作るものを 
短日植物 といいます。

逆に、日が長くなってきてはじめて花芽を形成するものを
長日植物 といいます。

中には、日長に関係なく花芽を形成する植物もあり、
それらを 中性植物 といいます。

それぞれ代表的な植物をあげてみましょう。

<短日植物>
・秋ギク
・ポインセチア
・コスモス
・マリーゴールド
・アサガオ
      などです。

<長日植物>
・ハナショウブ
・ペチュニア
・アスター
・キンギョソウ
・シャスターデージー
            などです。

<中性植物>
・バラ
・ヒマワリ
・セントポーリア
・ゼラニウム
・チューリップ
         などです。

次回に、この光周性の使い方をご紹介します。

◆◆ 編集後記

今日はまぐまぐさんの予約配信というのを初めて利用してみました。

(略)

今後も植物について、色々な情報をお届けしていきたいと思っています。

どうぞくよろしくお願いします。