No.101「麦踏」2013.02.28
いやぁ、今日は春めいた日光が降り注いでましたね。
もう冬も終わりに近いです。
あけましておめでとうございます。(笑)
今年初のメルマガです。
相変わらずのマイペース発行です。
すみません。
こんなメルマガですが、よければ今年もお付き合いください。
◆◆ 麦踏
麦の若芽を踏むとよく育つ
なんてことを聞いたことはありませんか。
これは 麦踏(むぎふみ)といって、ムギを栽培する上で大事な作業になります。
踏圧(とうあつ)ともいいます。
びっしり生えたムギの芽の絨毯に重いローラーをかけて圧力をかけたりします。
また、人がカンジキみたいな板付きの靴に乗って踏んでいくこともあります。
ムギは普通、秋に種を播いて芽が出た状態で冬を越します。
霜柱によって浮き上がった土を押さえ、根張りをよくするという狙いがあります。
また、ムギは踏まれることによって、その葉や茎に傷を受けます。
そうすることで、植物ホルモンの一種であるエチレンを作ります。
そのエチレンの作用によって傷口を守られたり、茎が太く丈夫になったりします。
人間でいうと、骨折したところの骨が太くなるのと同じでしょうか。
よりよい生長、収穫のために麦踏します。
まあ、実際に自分がムギの芽を踏むとなると、ちょっとためらいますけどね。
よく子育てなんかにこの麦踏が引用されることがあります。
人間も怒られたり我慢したり、ストレスを受けて育つことは大切だと思います。
挫折や人との衝突を知らずに大人になったヤツは扱いづらくて仕方がない。
小さいし弱いし、面倒くさい。
今、学校での体罰が問題になってますが、
麦踏にたとえて生徒に与える叱咤なら暴力は要らないと思います。
正面から発する言葉で十分なんじゃないかなーって思います。
聞き分けない子供をしばくのは、親がやればいい事だと思いますけどね。
◆◆ 編集後記
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
この冬もホウレンソウを栽培しました。
庭の狭い一角を耕し、1~3cmくらいに育った苗を定植しました。
それから3日後のことです。
あまり広くない定植したてのやわらかい土のちょうどその場所に、足跡がっ!
他に何も植わっていない土の硬いところや、
板を敷いて歩きやすくしたところがあるのに、なぜわざわざそこ?
しかも4歩も踏みしめてあるではないかっ!
ぐおらぁ~っ!!(吉本新喜劇の未知やすえさん風に)
もうあまりにも悔しいので鑑識よろしく測ってやりました。
幅9cm、長さ24cmの靴跡です。
いつもボール遊びしている近所のくそが・・・いえ、お子様に違いない。
ありえない。許せない。
うちの庭への不法侵入に芽を踏み潰すという器物破損。
ぬおおおおぉっ!
っという怒りも「ま、しゃーないな」に落ち着き、育った分だけ収穫しました。
結局、踏まれた株は育たず枯れてしまいました。
ホウレンソウは踏圧には弱かったということが分かりました。^^
今後も植物について、色々な情報をお届けしていきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いします。