No.76「好光性種子」2008.04.10
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あなたの気分のいいときに、気軽に読んでくださいね。
◆◆ 好光性種子
今週から新学期ですね。
小学1年生では、アサガオの種をまいて生育を観察したと思います。
種をまくとき、土に指で穴を開け、種をおとして埋めました。
覚えてますか?
このイメージがあるため、どうしても種を土の中に埋めてしまいがちです。
ですが、植物の中には種を埋めてはいけないものがあります。
光がないと発芽できないんです。
こういうのを 好光性種子(こうこうせいしゅし) といいます。
高校生の趣旨ではありませんよ。
光によって発芽が促進される植物たちはたくさんあります。
イソトマ、インパチェンス、エキザカム、コリウス、サルビア、
デージー、パンジー、ペチュニア、プリムラ、ポピーなど。
野菜だと、レタス、カブ、パセリ、ミツバ、ニンジンなどがあります。
これら好光性の種子は、播種時の覆土に気をつけないといけません。
種を播いたら、まったく土をかぶせません。
種が細かくないのなら、手で押さえつけておくだけでもいいでしょう。
または、バーミキュライトを薄~くかぶせます。
これでOK。
種子に光が当たり、
フィトクロームという色素タンパク質が影響して発芽が起こります。
逆に、
光を当てることで発芽が抑制されてしまうものを 嫌光性種子 といいます。
こちらはきちんと土をかけてあげましょう。
オジギソウ、ガザニア、キンセンカ、スイトピー、ニチニチソウなど。
野菜ではトマトなどがあります。
そして、そんなのかんけーねーという植物もあります。
アゲラタム、コスモス、マリーゴールド、ワスレナグサなどは、
発芽に光が関係しません。
でも、おっぱっぴー種子とはいいません。
光が必要なのに深く埋めてしまったり、
光はダメなのに覆土しなかったりして、
せっかく種を播いたのに芽が出ないという悲しいことになってしまいます。
種を播くときは、説明をよく読んで、正しく覆土してあげてくださいね。
◆◆ お知らせ
(略)
◆◆ 編集後記
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
うーん、友人とバトってしまいそうです。
メールだと、顔が見えないから微妙なニュアンスが伝わらない。
文字のコミュニケーションって難しいですね。
このメルマガもどの程度伝わってるのかなあ・・・。
とりあえず開封されてるとうれしいです。^^
今後も植物について、色々な情報をお届けしていきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いします。