No.18「落葉」2006.10.17
◆◆ 紅葉の季節
落葉樹がそろそろ色付き始めましたね。
ああ、秋が深まってきたなーって感じがします。
紅葉の色について、以前、説明しています。
読んでみたい、もう一度見てみたい、という方は
こちらからどうぞ。
◆◆ 落葉
葉や花、果実などの器官の老化が進むと、木から離れる準備が進み、
果実の落下や落葉として植物体から脱離します。
葉の場合は 落葉 となります。
葉には気孔という器官があり、水分がそこから出て行きます。
温度によって気孔が閉じたり開いたりして
出て行く水分量が調整されます。
森林の中にいると夏でも涼しいのはそのためです。
天然の打ち水効果ってところでしょうか。
気温が落ちてきて、冬には休眠状態に入るため、
必要以上に水分が出て行かないように、
また、
不要なエネルギーを使わないためにも落葉樹は葉を落とします。
そして春になると、新しい葉を芽吹かせて、
いっぱい光合成をし、木は大きく成長していきます。
落葉は、木の新陳代謝ってところでしょうか。
人間の場合、垢はお風呂でじゃーっと流してしまいますが、
落葉はいろいろと役に立ちます。
昔、赤や黄色の落葉を拾って、画用紙に貼り付けて、
顔や動物などを表現したような気がします。
今の幼稚園でもそんな工作ってするのかな?
◆◆ 今日のおすすめ
(略)
◆◆ 編集後記
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
色付き始めたのは 葉 ばかりではありません。
夏に、全く目立たない、緑色の小さな小さな花を咲かせていた
センリョウ の実が、少~し赤みを帯びてきました。
冬には鮮やかな色の実になってることでしょう。
花の少ない冬には、こういった実物は重宝しますね。
どんどん赤面してほしいわー。
去年は日当たりのよい場所で、水やり不足で、一時死にかけてましたが、
今年の夏は、夕方だけ日があたるような場所に移し、
水もたっぷりやったおかげで、もっすご元気にしてました。
やっぱり適材適所。(ちょっと違うか?)
植物にあった環境を整えてやることが大事ですね。
今後も植物について、色々な情報をお届けしていきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いします。