No.19「落葉2」2006.10.20
◆◆ やはり秋でした
最近、夏のような気温が続いています。
日中は、ほんとに暖かいですね。
ちょっと動いたら汗ばんでしまうくらいです。
今日、買物に行くとき、絶対に汗をかくことが分かっていたので、
半そでのシャツを着ていきました。
でも、道中でも店でも、
さすがに誰も半そでの人は見当たりませんでした f^^
なんか、もっすごういた感じでした・・・。
いくら暑くても、世の中はやっぱり秋でした。
◆◆ 落葉を活用してみましょう
前回は、落葉について書いてみましたが、
今回は、その利用法などをお届けします。
落葉の季節になり、道路や庭を掃く回数も増えてきますね。
ちりとりで集めた後、落葉をどうしてますか?
即、ゴミ袋行きでしょうか?
ゴミになる前にもう一度、役立てることができます。
<活用その1?> 芋を焼く?
昔なら、落葉で焼き芋をやいたりしてたんですかね?
なんかそんな童謡があったと思います。
消防法上、今では道端では気軽にそんなことはできません。
・・・・残念。
<活用その2> 腐葉土を作る
いくつもやり方がありますが、簡単なものをご紹介します。
集めた落ち葉は、溜めておいてください。
庭の一角にすのこなどで囲いを作り、どんどん入れていきます。
このとき、米糠をまぶしながら入れます。
(落葉100リットルに対し、米糠は2kgくらい。精米所などで手に入ります。)
数ヶ月待ちます。
数ヶ月経ったら、全体を混ぜ、腐り具合や湿り具合を均一にします。
また数ヶ月待ちます。
黒くなったらできあがり。
底に穴を開けたペールやゴミ袋などでもできるようです。
腐葉土は、植物を育てるうえで、
土の改良などにとっても役に立ちます。
今年は自分で腐葉土を作ってみませんか?
<活用その3> 防寒材として使う
冬、寒さを回避するために毛布のように使います。
地植えのものの場合は、根元に落葉を敷き詰めておくといいでしょう。
鉢植えの場合は、基本は家の中や軒下に移動させて防寒します。
家や軒下に入りきらないものは、
ふたまわりほど大きな鉢に落葉を敷き、その中に植物の鉢ごと入れ、
外の鉢との間にたっぷりと落葉を入れます。
そして、植物の根元にも落葉を敷きます。
こうすることで根が凍ってしまうのを防ぐことができます。
ゴミになる前に、少しの量でもいいので、
是非、落葉を活用してみてくださいね。
◆◆ 離層
落葉は、老化が進んだ葉が植物体から脱離することによってできます。
葉が落ちる時、ぶちっ っと切ったように離れたのでは、
植物体が傷付いたのと同じになってしまいます。
ちゃんと 離層 というものができ、
準備が整ってから、はらっ ひらっ と離れていきます。
離層は、葉柄などの軸を横切って形成されます。
いよいよ葉が離れるとき、
この層の細胞壁などがセルラーゼという酵素などの作用によって、
溶かされ、水や栄養分の通り道も断ち切られます。
植物体の側では、
その後に細胞分裂がおこり、細胞壁がコルク化して、
植物体からの水分の損失や、病原菌などの進入を防ぎます。
これで安全に葉を落とすことができるんですね。
落葉が舞っていたら、
離層ができてたんやなー・・・って思いながら見てみてくださいね。
◆◆ 酵素といえば
(略)
◆◆ 編集後記
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
私の経験側ですが、焼き芋は、
うちの石油ストーブの上で、アルミホイルに包んで、
じっくり時間をかけて作ったのが一番美味しいです。 ^^
今後も植物について、色々な情報をお届けしていきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いします。