No.34「春の七草」2006.01.08

◆◆ 連休終了

長かったお正月休みも今日で終わりですね。

やっと三学期が始まるようです。

体がなまっていませんか?

暴飲暴食で太ったり、胃が疲れていませんか?

片手を「ぐー」にして天につき出し、今日も元気よく行きましょー!

◆◆ 春の七草

実は昨日、1月7日は七草粥を食べる日でした。

「人日(じんじつ)の節句」とか「七草の節句」の日です。

七草粥を食べると、邪気を払い、風邪をひかない などといいます。

無病息災を願って食べるようになりました。

お粥で風邪ひかへんのやったら苦労せぇへんわー。

と、つっこみながらも、うちでも朝からお粥でした。

他に、呑んでぇ食ってぇした、正月疲れの胃腸を休める意味もあるといいます。

七草には 春の七草 と 秋の七草 があります。

1月なんてほんとは冬のど最中です。

でも、日本では1年の始まりは春扱いすることが多いです。

んー、お正月番組なんどで
「新春の・・」とか「初春の・・・」とかいいますよね?

なので、1月7日の七草は 春の七草 といわれます。

百人一首 光孝天皇の歌にある、

「君がため 春の野に出て 若菜摘む  わが衣手に 雪はふりつつ」 

の「若菜」は七草だったといいます。

こんな昔からあったんですね。

ただし、時代や地域によってちょっとずつ内容が違うようです。

今のと同じだったかはわかりません。

今の 春の七草 の内容は

「すずな」

「すずしろ」

「せり」

「なずな」

「ごぎょう」

「はこべ(ら)」

「ほとけのざ」

の七品です。

一応それぞれに意味がありますので、見ていきましょう。

「すずな」:カブのことです。酵素ジアスターゼがあり、消化を助けます。

「すずしろ」:大根のことです。胃健、咳き止め、神経痛などの効能です。

「せり」:田んぼに生えてくる雑草です。鉄分が多く、黄疸をなくします。

「なずな」:ペンペングサです。止血、通風、利尿、解熱など言われます。

「ごぎょう」:ハハコグサです。「おぎょう」ともいいます。吐き気解消に。

「はこべら」:ハコベです。昔は、歯磨き粉代わりや薬草として使われました。

「ほとけのざ」:タビラコというキク科の雑草です。歯痛に効くとされています。
(図鑑などに載っている本当の「ほとけのざ」はシソ科で紫色の花が咲きます。)

カブと大根は野菜として今もありますが、あとは雑草です。

この時期だけ注目されるこれらの雑草、応援したくなります。

たかが雑草。されど雑草。雑草も追求するととても深いです。

またの機会にたっぷりご紹介しますね。

もし、まだ七草粥を食べていないのでしたら、

今日でしたらスーパーで春の七草セットが安くなってるかもしれませんよ。

1日くらい遅れたって大丈夫!

今年1年の健康のため、消化器を休めるため、今夜のご飯にどうですか?

◆◆ 編集後記

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

年末、うちではおにぎりがぷちブームでした。

朝、残ったご飯を小さめのおにぎりにしておいておきます。

どたばた忙しく動きまわって小腹が空いた時に、こそっと食べる用です。

その日、にぎっているうちに、おにぎりが1個転がってしまいました。

「うわ~、おにぎりころりんすってんてんや~」と言いながら救出するも、
大掃除前の米びつの後ろ・・・・。

えらごっつー埃まみれになってしまいました。

「おにぎり、ごめん~」と庭にポイっ。

やっと今日、スズメたちに気付いてもらったようです。

朝から入れ替わり立ち代り、おにぎりはスズメたちに突かれてました。

おにぎりが腐ってないか心配ですが、まあええか。

それにしても、おにぎりってほんまに転がるんですね。

三角なのにころころ~ぉって。

昔話ってようでけてるわー・・・・・・・・・・・・・・しみじみ。

今後も植物について、色々な情報をお届けしていきたいと思っています。

どうぞよろしくお願いします。