No.49「再分化」2007.04.18

◆◆ 地域差

こんにちは。

先日、大阪は豊中に行ってきました。

とても暖かな日でした。

街路樹のハナミズキの花がもう咲きはじめていました。

うちハナミズキは蕾のままでした。

大阪と京都という距離でも地域差があるんだなーって改めて思いました。

◆◆ 再分化

前回は 脱分化 の話をしました。

今回は 再分化 です。

再分化とは、脱分化した細胞から、元の組織や器官に復元することをいいます。

前回の例で説明します。

春になり、そろそろ花芽がつく頃かなって時に寒気が戻ってきたとします。

花芽は「おいおい、春とちゃうんかい?寒かったら花咲かせられへんでぇ」と
花芽としての成長を途中でやめてしまいます。

そして花芽が分化初期の場合、

「そんなに気温が低いんやったら、花芽は辞めやなー」
と、分化をやめて、
花芽とも葉ともいえない細胞の状態に戻ってしまいます。

これが脱分化です。

そこから気温があがったりして、

「やっぱり春なんかぃ!ほな、花芽になったろか~」
と、一旦脱分化した細胞が再び花芽として成長し始めます。

これが再分化です。

一旦花芽から脱分化して、次に葉などの別の器官として成長した場合は、
再分化とはいいません。

この春のように季節の逆行など、環境の変化が激しい時があります。

分化が進み過ぎていて、脱分化が完全に行われていない状態で、
こんどは別の器官として成長してしまう場合があります。

こんなとき、変な花や葉がでてきてしまうのです。

形が珍しいので重宝されることもあります。

実は植物は成長の過程で、常に 脱分化 と 再分化 を繰り返しています。

気候の変化などに合わせて、からだを調整しながら成長しています。

植物は、ぼ~~ っとただ立っているだけではありません。

一生懸命、感じならが、考えながら生きています。

たまには植物をそんな目で見てやってくださいね。

◆◆ お知らせ

(略)

◆◆ 編集後記

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

チケットを頂いたので、豊中に音楽を聴きに行ってきました。

阪急の駅前に献血カーが止まっていたので、ついでに献血してきました。

今の「献血カード」はプリペイドみたいなカードになっています。

知りませんでした。

暗証番号も登録します。

過去、どこでどれだけ献血したかが分かるようになっています。

「次回献血可能日」まで出ていました。

電子化が進み、しっかりデータ管理されているんですね~。

情報漏洩のないようお願いしたいものです。

特に体重はトップシークレットです。^^

今後も植物について、色々な情報をお届けしていきたいと思っています。

どうぞよろしくお願いします。