No.61「食品の偽装表示(もやし)」2007.11.13
◆◆ 偽装表示発見?
えらいこっちゃ!
私たちの口に入る大切な食品について、今日も騒がれています。
初めて聞くような会社名から老舗の店まで。
消費期限や産地、品質などの表示偽装が取り上げられ、
消費者である私たちは何を信じていいのか困惑してしまいます。
実は今回、私も食品の偽装表示を見つけてしまいました!
メルマガで書いていいのか悩んだんですが、事実なので書くことにしました。
◆◆ もやし
「もやし」とは通常、豆類から作られたものをさします。
原料はダイズ、ブラックマッペ、リョクトウがほとんどです。
変わったところでは、米や麦などの種子からも作られます。
種を水に漬け、暗いところで発芽させますが、
その若い芽が伸びていくということから「萌やし」と名づけられたようです。
安いし美味しいし、そのうえ安全で言うことナシのお野菜です。
以前、オーキシンとか屈曲という言葉をご紹介したことがあります。
(当メルマガNo.58号参照)
植物の曲がって育つ性質と、その仕組みです。
違った屈曲性もご紹介しようと思い、
分りやすいように何かいい例になるものはないかなーと考えていました。
ある日料理をしていると、もやしに目がとまりました。
おお!これはまさにこれから育っていく植物ではないか!
よく見てみると、芽も根もちぎれたり折れたりしていないもやっさんが多数。
(いつのまにか「さん」付け ^^)
これはいっちょ育てたろかぃ。
ってなわけで選りすぐりのもやっさん2本をミズゴケで包み、
その日から窓辺で栽培していました。
袋の裏の「原料:緑豆」の記述も確認。
1本は数日で枯れてしまいました。
やっぱりもやっさんを育てるなんて無理なのかな・・・
しかし、残りの1本は元気に根付いたようでした。
双葉が展開し、ひょろひょろと長く伸びてきました。
ええ具合に窓に向かって伸びていて、
これは使えそうと期待も膨らみます。
そのうち本葉が出てきました。
あれ?リョクトウってこんな葉なん?
明らかにマメ科の葉ではありませんでした。
が、リョクトウを栽培したことがないので
そんなものかなと特に気にしませんでした。
葉がふえ、伸びるにしたがって、巻きひげも出てきました。
やはりエンドウやスイトピーなどと同様、つる性のマメ科植物なんだー
感心しつつ楽しみながら日々の成長を見ていました。
本葉が9枚、地上部の長さが30cmくらいになったとき、
小さなつぼみができていました。
おお!花を見ることができるかもしれない!
そして数日後、見事に開花しました。
↓
http://shokubutu.com/zu/moyasi.html
おいおいっ むっちゃウリ科の花やん!
そうなんです。
マメ科の花とは程遠い、かわいいお花が咲いてしまったんです。
直径は2cmくらいなんですが、
キュウリやカボチャなどのウリ科の花にそっくりなんです。
リョクトウというマメ科の植物を育てていたと思っていたのに、
実はまったく別の植物だったんです。
正直、おどろきました。
緑豆もやしだと思って食べたあれはいったい何だったのでしょう?
売られている食品が安くて美味しくて清潔で安全な食べものなら
別に問題ないのかもしれません。
でも、原料に緑豆と書いていた以上、
リョクトウを使ってないっていうのはあかんでしょー!
表示に偽りアリです。
この事実、あなたならどうしますか・・・・?
◆◆ お知らせ
犬と猫が好きな草 栽培セットのご紹介です。
↓
種まき不要、水やりだけの簡単栽培。
容器は、古紙を再利用した環境にやさしいエコポットを使っています。
利用後は燃えるゴミとして処理してください。
完全無農薬・無肥料なので安心して与えられます。
ワンちゃんとネコちゃんのために、
お部屋の中でガーデニングしてみませんか。
◆◆ 編集後記
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
もやしを栽培し始めたのは7月の頭くらいだと思います。
原料が緑豆だと、袋の記述は確認しました。
そのときの袋は捨ててしまっています。
あなたならどうしますか?
どこかへ何かのアクションを起こしますか?
別に気にせずこれからも購入し、食べますか?
もしよかったら、ご意見ください。
お待ちしています。
あ、PC故障の続きは次回に・・・・・。 f^^
今後も植物について、色々な情報をお届けしていきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いします。