No.73「鶏糞」2008.03.17

◆◆ 鳥の糞

こんばんは。

きょうもいいお天気でしたね。

先日、洗濯物を取り入れようとしました。

干してあるジーンズに一筋の灰色の線が・・・・。

「ぎゃ~~!」

鳥の糞やんっ。

下を見ると、”びちょっ”っという音がしたであろう跡が・・・・。

「ちょっと~~!」

やられたぁ・・・・。 ○| ̄|_

そういえば日中、やけに近いところでヒヨドリの鳴く声がしてました。

◆◆ 鶏糞

肥料に 鶏糞(けいふん)ていうのがあります。

字のまま、ニワトリのフンですね。

とりのふんは尿酸として体外に排出されます。

人間は尿素として、魚類ではアンモニアとして排出しています。

この鳥類の糞、尿酸には窒素がたくさんふくまれています。

窒素 N は植物体を構成するのに多量に必要な要素です。

空気の約80%が窒素なのに、植物はこれを利用することができません。

植物は根から窒素分を吸収するしかないのです。

尿酸は非常に濃く、窒素を含有しています。

窒素を土の中に多く存在させるために、大変優れた有機肥料です。

ですが、弱点もあります。

鶏糞はちょっと臭いです。

ゼオライトや石灰を混ぜるなどすると、少しニオイを抑えることができます。

鶏糞は、量が多いと肥あたりを起こして植物が枯れてしまうことがあります。

袋の説明などをよく見て使うようにしてくださいね。

◆◆ お知らせ

糞を使える鳥は、ニワトリだけではありません。

日本人は昔から洗顔、美容剤としてウグイスの糞を利用してきました。

ウグイスの腸は大変に短いため、
消化能力を高めるために強力な酵素を分泌します。

ウグイスの糞の中にはたくさんの酵素が含まれています。

酵素の働きによって肌の汚れを落とし、なめらかな美肌を作ります。

昔の人はそれを肌に塗って、シミ取りや美白にしていたんですね。

春の訪れを告げるウグイス、美肌の訪れも告げてくれるかも・・・。

そんな気にさせてくれる洗顔パウダーです。

(略)

◆◆ 編集後記

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

翌日、着用予定だったので、ジーパンだけ、あわてて洗濯しなおしました。

もうね、あまりにも見事にひっかけられていたので、撮っときました。

見たい人だけどうぞ。^^

http://shokubutu.com/zu/hiyohun.html

まあ、そうはいうものの、
ネタを与えてくれたヒヨドリに、一応感謝しておくかな。

とりさん、ありがとう。

でも、こんどは洗濯物じゃなく、土の上にお願いします。

今後も植物について、色々な情報をお届けしていきたいと思っています。

どうぞよろしくお願いします。