No.80「鉢土の量」2008.05.17
◆◆ 変化が楽しい時期
こんばんは。
植物がどんどん生長する季節になってきましたね。
遠くの山の色が毎日少しずつ変化します。
緑のグラデーションがとてもきれいなのもこの時期ならではですね。
家の身近な緑の変化も楽しみましょう。
◆◆ 鉢土の量
植物を増やそうと挿し木をし、挿し床の挿し穂に十分に根が出たものを、
植木鉢に植えかえることを鉢上げといいます。
また、今まで植わっていた小さな鉢から、
一回り大きな鉢に植えかえることも鉢上げと言ったりします。
植え替え時はもちろん、種から育てる場合もそうなんですが、
そのとき、植木鉢に入れる土の量は、結構大事になってきます。
鉢土の量は、容積の80%~90%くらいにしましょう。
厳密に測る必要はありませんよ。
大体の目安でいいです。
もっと簡単に、
鉢の上線から指2本の分の所まで と覚えてもらってもいいです。
大きな鉢なら3cm~5cmくらいでもいいです。
例えば、こんな感じです。
↓
http://shokubutu.com/zu/tutiryo.html
たまに擦りきりいっぱい、土を入れている植木鉢を見かけます。
「粉ミルクかっ!」
「粉石けんかっ!(洗濯洗剤)」
思わず突っ込みたくなります。
また、見事に山盛りに土が入ってるものも見たことがあります。
「かき氷かっ!」
「まんが日本昔ばなしに出てくるご飯かっ!」
ほんとに突っ込みたくなります。
きっと、土が多い方がいいとの考えからなのでしょう。
確かに土は多い方が植物にとってはいいのですが、水やりに困ります。
乾いた土の表面は、水を吸うのに少し時間がかかります。
土の表面にコケが生えていたりすると、多くの水ははじかれてしまいます。
また、根が鉢いっぱいに回っていると、水はなかなか浸透していきません。
鉢の容積に対して100%とか120%の土が入っている状態では、
水がしみこむ前に鉢の外にこぼれていってしまい、
十分な量の水をやることができません。
また、水の勢いで土を飛ばしてしまったりします。
多分、あなたが水をやるときは、
コーヒーをドリップするときのようにじっくりと時間をかけて、
何度にも分けて、ちょろっとずつはやらないでしょう。
柄杓やジョウロやホースでどぼどぼっとかけていくんだと思います。
そこで鉢の上部にある空間が大事になってきます。
たとえ土が乾いていようが、
たとえ土の表面にコケが生えていようが、
たとえ根鉢が回っていようが、
この空間に一旦水が溜れば、あとはゆ~っくりと染みていきます。
余分な水分は鉢のそこから流れていくので、
植物は十分な、適量の水分を得られることになります。
ちょっとしたことなのですが、結構大事なポイントです。
ガーデニング作業が忙しい時期です。
植え替えなどをされる場合は、是非土の量にも気を使ってみてくださいね。
◆◆ お知らせ
私も、微力ながらそれぞれに寄付させていただきました。
ちょっとなんですけどね。^^
私の一滴も皆さんのと一緒になれば大河になると思っています。
◎ミャンマー・サイクロンの被災者義援金受付口座
↓
(現在は締め切られています)
◎中国四川省で発生した地震の被災者義援金受付口座
↓
(現在は締め切られています)
募金詐欺などがあるようですね。
なんか悲しいですが。
信頼できるところにし、ちゃんと活かしてほしいです。
◆◆ 編集後記
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
(略)
う~ん p(>_<)q 無料レポートって作るの大変~。
今後も植物について、色々な情報をお届けしていきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いします。