No.85「通道組織」2008.07.04

◆◆ 暑い~

こんばんは。

あっついですね~。

昨日は熱帯夜だったそうです。

ほんに、寝苦しかったですね。

今日は昼間に外を歩くと干上がりそうでした。

植物も動物も水分補給が欠かせません。

夏本番ですね。

京都でも祇園祭が始まりました。

宣言されてないだけで、もう梅雨明けしてるんちゃうかなって思います。

◆◆ 通道組織

前回、前々回と取り木のご紹介をしました。

やってみました?

環状剥皮なんかは、
完全に皮をはいじゃって、大丈夫?
枯れてしまいそうで怖いな・・・・って思いませんでしたか?

初めてやるとき、私もおっかなびっくりでした。^^

でも、

It's OK!

無問題~。

大丈夫なんです。

植物の茎には維管束という組織があります。

その維管束の中に「通道組織(つうどうそしき)」という部分があります。

この組織は読んで字の如く、通り道なんです。

通道組織 には「木部(もくぶ)」と「師部(しぶ)」があります。

まあ簡単に言うたら、両方とも茎の中にある管のようなもんです。

「木部」には、根から吸い上げた水や養分を下から通す役割があります。

「師部」には、葉で出来た栄養分を運ぶ役割があります。

「木部」は、より茎の中心に、「師部」は「木部」より外側に存在しています。

茎の、より中心部分では、水分が上に向かって上っていき、
茎の外側を光合成でできた栄養分が下りていくというイメージです。

環状剥皮で除去してしまったのは師部より外の部分になります。

木部はしっかり残っています。

ぐるり一周、皮を剥いでしまっても、
取り木する部分への水分補給は心配ありません。

だから、取り木する部分が枯れることはないんです。

また、栄養分が下へ降りていかないので、そこで溜ってしまいます。

そうすると、その部分が、より発根しやすくなります。

剪定や摘果などの場合にもいえることなのですが、
かわいい植物ですが、やるときゃ~思い切って作業しましょう。

私が取り木の作業をして3週間経ちました。

今のところ、順調です。

また経過など、ご報告しますね。

◆◆ お知らせ

(略)

◆◆ 編集後記

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

こうしてメルマガ書いてる間にも、パソコンがあっつ~くなってます。

キーがむっちゃ熱いです。^^

これからの季節、暑くても酷使してしまうなあ・・・・。

そして部屋の温度も上がってしまうんですよね。

一緒に汗だくになって頑張ります。^^

今後も植物について、色々な情報をお届けしていきたいと思っています。

どうぞよろしくお願いします。