No.39「花後の球根」2006.02.07
◆◆ 立春
こんばんは。
立春が過ぎ、温かい日が続きますね。
三寒四温といって、三日間寒いとその次は四日間温かくなり、
徐々に春めいていくといいます。
寒さも戻ってくると思いますので、油断しないようにしてくださいね。
◆◆ 球根植物の管理
Yさんから質問をいただきました。
> 今、ちょうど鉢植えのヒヤシンスが見ごろなんですよ。
> お部屋の中は、とってもいい香りがしていて、
> いつも癒されています^^
>
> ところでこの球根ですが、お花が咲いた後は、捨ててしまうしかないのですか?
>
> 土に埋めてあると、毎年勝手に季節になったら咲いてくれるという、
> 有難い球根もありますが、
> ヒヤシンスって、そんなわけにはいかないのでしょうか?
>
> なんとか、来年も楽しむ方法ってありますか?
いつもありがとうございます。
ヒヤシンスやチューリップ、オーニソガラムなどユリ科の植物は、
球根で増えたり休眠したりします。
花が咲いた後、種ができる場合があります。
種ができると球根に養分がまわらず、球根が弱ってしまいます。
種から育てることもできますが、難しかったり数年かかったりします。
通常は球根を太らすようにします。
花が咲いて終わった後、チューリップなどは花の下から切ってください。
ヒヤシンスなどはできればひとつひとつ、花ガラを摘んでください。
真ん中の芯ごと切ってもいいんですが、切り口から腐ったり病気になると
いけませんので、終わった花から取り除いてください。
た~っぷり日光にあてて、緑の葉を育てるように管理してください。
葉はべつに大きくならなくてもいいです。
確実に球根に栄養がまわっていますから。
水は、まあまあ普通に。
たまに液肥をやるといいでしょう。
だんだん葉がしんどそうになってくるので、徐々に少なくしてください。
葉が黄色くなってきたら掘り起こしです。
ヒヤシンスの場合はだいたい6月~7月くらいですかね・・・。
掘り起こしたら、タマネギのネットとかストッキングなどに入れて、
風通しのいい日陰などにつっておいてくださいね。
その状態で休眠です。
暑い夏が過ぎ、10月になったら浅めに植え付けです。
ゆっくり溶けながら効くタイプの肥料を土に混ぜてください。
もし覚えておられるなら、植える前(2週間くらい)に石灰をまきます。
球根類は強い酸性土が苦手です。
石灰をまいて、土を中和させておいてくださいね。
これはできたらで結構です。
ヒヤシンスやチューリップなどは、掘りおこさず、
土の中に埋めたままで次のシーズンを迎えることも可能です。
ですが、病気になったり腐ったりしやすいので、
できれば掘り起こしてやりましょう。
いっちょ来年も咲かせたろかぃ!って思ってる方は挑戦してみてくださいね。
(ちゃんと確実に花を楽しみたいのなら、
毎年、売っている球根を植えつけるほうが確実ですけどね。 ^^ )
◆◆ お知らせ
(略)
◆◆ 編集後記
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ニホンスイセンをいただきました。
と~ってもいい匂いです。
飾ってあるのは、もちろんトイレですぅ。 ^^
今後も植物について、色々な情報をお届けしていきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いします。