No.4「多肉植物の灌水」2005.10.21
◆◆ 水はひかえめに
「さむい」という言葉が違和感なく使える季節になりましたね。
私の仕事場では、早くもオイルヒーターが登場しました。
これからの季節は
寒さに弱い植物やサボテン、多肉植物、洋ランなどは
水やりをひかえめにしてくださいね。
温度が低い状態で水をやりすぎると
根ぐされを起こす原因になります。
愛しい植物たちですが、
水やりはかなりぐううう~っと数日ガマンしてからにしてください。
◆◆ 多肉植物
葉や茎などが多肉化し、多量の水分を貯え乾燥に耐えられる形態で
するどいトゲがあるものを サボテン といい、
その他のものを 多肉植物 とよんでいます。
細かくみていくともっと違う定義があったりしますが、
大雑把に定義してみました。
今回はそんな多肉なやつらの秋冬の灌水についてお届けします。
○ サボテン
春になるまで水はやらないでください。
花つきが良くなります。
サボテンの花、見たことありますか?
どれもむぅ~っっっちゃかわいいですよ。
砂漠の柱サボテンから想像できるように、
生育適温は0℃~40℃ですが、
できれば少し温度が確保できる条件があればいいです。
モノによっては露地では凍ってしまうものもあります。
○ クリスマスカクタス(シャコバサボテン・丸葉サボテン)
水をやりすぎると、すぐ根ぐされすしますが、
花を咲かせるのに水分が必要です。
たまにあげる感じで。
今はまだ外で大丈夫ですが、
つぼみが付いてきたら移動させずにすむような場所に置いてください。
つぼみや花は葉から落ちやすく、
動かすと揺れてぽろぽろ落ちてしまいます。
明るい窓辺や玄関などに置けるといいです。
○ 洋ラン(コチョウラン・デンドロビウムなど)
今回は多肉植物の仲間として扱っています。
管理には温度が必要です。
10℃くらいはほしいです。
ミズゴケを使って植えてあると思いますが、
ミズゴケの表面が乾いてから3日~10日くらい経ってから
どばっとやります。
水をやるときはたっぷりやる、
やらないときは全くやらない、といったメリハリがあったほうがいいです。
温度が足りない場合は、さらにさらに水はひかえめに。
でも花が咲くときは水分がかなり必要です。
花芽ができてきたら注意してやりすぎないようにやってください。
とにかく秋冬は「ひかえめ、ひかえめ~」を心がけてくださいね。
◆◆ 編集後記
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
うちには「金のなる木」「月下美人」「シャコバサボテン」くらいしか
ありませんが、
実際、手がかかりません。
ほんと、よく生きてるよ と感心するくらいです。
夏でも毎日水やりをする必要がないと人気のサボテン。
マニアを魅了し続ける多肉植物。
そんなサボテンや多肉植物のコレクターは少なくないようです。
(略)
今後も植物について、色々な情報をお届けしていきたいと思っています。
どうぞくよろしくお願いします。