No.67「必須元素」2008.01.23

◆◆ 真っ白

こんばんは。

やっと冬らしい寒さが感じられるようになりましたね。

数日前、遠くの山肌が白くなっていました。

平地ではちらつく程度で、積もるほどの雪は降りませんでした。

ちょっと期待してたんですけどね。^^

明日も雪マークがついてます。

こんどこそ積もるかな?

窓の結露がすっごいです。

特にサッシがぼとぼとです。

毎朝雑巾で拭いてまわるのも冬の間だけとはいえ、面倒臭いです。

何かいい案をご存知ありませんか?

◆◆ 必須元素

今日はちょっと難しいかもしれません。

試験には出ませんので「へぇ~」程度に読んでくださいね。^^

植物に必要な栄養素として、三大要素があります。

N、P、K

これらの元素は、葉、根、実を構成するのにとても大事です。

よく肥料などに書いてある有名なお三方ですね。

以前にも紹介させていただきました。

他にも植物の成長には必要な成分があります。

C、O、H、Ca、Mg、K、N、S、P、Fe、B、Mn、Zn、Cu、Mo、Cl


文字化けしているのではありませんよ。^^

これらは植物の成長に必要な 必須元素 と呼ばれる元素達です。

植物体はこれらの元素から成り立っています。

C、O、H、Ca、Mg、K、N、S、P 

必須元素の前半部分、この9種類の元素たちを 多量元素 と呼んでいます。

特に、C、O、Hは植物体の大部分を構成しています。

他の6種類の元素は、植物体の乾燥重量の2~10%を占めています。

Fe、B、Mn、Zn、Cu、Mo、Cl

必須元素の後半部分、この7種類の元素たちを 微量元素 と呼んでいます。

ほんの少ししか含まれていませんが、植物の体を構成するのに必要です。

Nって何?北? Pって駐車場やろ? Mgって重さじゃないの?

そんなボケをかましてくれたあなたに・・・・・。

http://www.kek.jp/kids/class/atom/period.html

化学の教科書の一番後ろにあった表を思い出してくださいね。

「すいへーリーベ僕の船・・・」なんてよみがえってきませんか?

必須元素のどれがなくても植物の正常な成長ができません。

だから、肥料をやったりして土にこれらの元素を補うのですね。

ですが、必須元素だけを与えていたらいいってものでもないんですよ。

人間でいうと、サプリメントだけ取っているようなものです。

毎日10秒メシだけじゅるじゅると食べていてはアゴが発達しませんよね。

繊維質の多い野菜などを食べるからお通じが良くなる訳です。

運動するから筋肉が発達するのです。

踏まれてムギの芽は強くなるなど、
外的ストレスがいい方に働く場合もあります。

また、微生物と共生なんて有意義なこともあります。

例えば顔ダニ。

顔ダニは成人の約98%に寄生しているダニの一種です。

肌トラブルについて、諸悪の根源みたいな扱いをされています。

しかし全ての顔ダニを駆除してしまうと、皮脂肪が増えすぎて、
別の肌トラブルに悩むことになるかもしれません。

通常、顔ダニは余分な皮脂などを食べてくれて、
皮脂調節の役割も果たしてくれています。

顔ダニは増やさないようにうまくケアしていくのが大切なんです。

おっと、植物のお話でしたね。f^^

植物は春に備えてまだ眠っています。

ですが、休眠がとけて成長を始めるときのために、
土中の微生物の動きを活発にすべく、
土の準備をはじめてもいいころです。

寒さの中、えいやっ!と気合を入れて一仕事してみましょう。

◆◆ お知らせ

(略)

◆◆ 編集後記

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

「おおお~~~、おおお~~~」

遠くまでよく響く、ええ声を張り上げて、
お坊さんが一軒一軒托鉢にまわってこられました。

以前、他県から京大に通う友人からメールが来たのを思い出しました。

「雪の中をお坊さんが列を成して歩いている。しかも大きな声で唸っている」

というものでした。

返信のメールで説明すると、

「心霊現象を見たのかとビビった。京都、おそるべし!」

と返ってきました。^^

お坊さんも寒い中、ご苦労様です。

今後も植物について、色々な情報をお届けしていきたいと思っています。

どうぞよろしくお願いします。