タケおよびササ類

広い意味ではタケ類といえばササ類も含むので、主として北半球の温帯および熱帯に自生しています。47属・1250種あって、その80%はアジアに産します。

タケは茎が太く大きくなるものをいい、茎が細く丈の低いものをササとしていますが、最近では節に付く皮(稈鞘)が発育に従って脱落するのがタケ、 皮が付いたままのものをササとする分け方もあり、 メダケなどかなり丈は伸びるが皮が付いているのでこの分類ではササに入ります。

タケ、ササは造園材料として広く利用されるほか、タケは大きなポットに植えられ観葉植物と同様に室内植物として利用されることも多く、またササはグランドカバープランツ(地被植物)として広く利用されるようになりました。

タケ類は従来イネ科に入れられていましたが、稈が木質、中空で多年生であることからタケ科に入れられています。

ただし、本によってはイネ科に分類されている場合もあります。


主なタケおよびササ類には次のようなものがあります。

■タケ類

モウソウチク、マダケ、クロチク、ホテイチク、ナリヒラダケ、シホウチク、ホウオウチクなど。

■ササ類

オロシマチク、カムロザサ、クマザサ、カウロザサ、チゴザサ、ラッキョウチク、アケボノザサなど。